実家が空き家になる前に手をつけられるかどうかで、あとの負担がまったく変わります。
住んでいる人がいるうちは、本人に聞けるからです。空き家になってからでは、何がどこにあるのか誰も分かりません。
空き家になってから困ること
- 通帳や契約書がどこにあるか分からない
- どの会社と契約しているか分からず、解約できない
- 物の持ち主が分からず、処分の判断ができない
- 相続人が複数いて、独断で動けない
- 建物の管理(草、郵便物、傷み)が続く
物の量ではなく、情報が無いことが本当の負担です。
住んでいるうちに聞いておくこと
片づけを持ちかけると身構えられますが、「聞くだけ」なら進むことがあります。
| お金 | どの銀行を使っているか(残高は聞かない) |
|---|---|
| 保険 | どの会社と契約しているか |
| 不動産 | 権利に関する書類がどこにあるか |
| 年金 | 関係書類の保管場所 |
| 公共料金 | どの口座から引き落としているか |
| 物 | 誰かに譲りたい物があるか |
暗証番号やパスワードは聞きません。会社名と場所だけで、必要な手続きはたどれます。
建物と土地のこと
空き家になったあと、売る・貸す・解体する・そのまま持つ、のどれを選ぶかで準備が変わります。
いずれの場合も、名義が誰になっているかを先に確認します。祖父母の代の名義のままになっていることがあります。
2024年(令和6年)4月1日から、相続によって不動産を取得した相続人には、取得を知った日から3年以内に相続登記を申請する義務があります。正当な理由なく怠ると10万円以下の過料の対象です。施行前に発生した相続も対象になります。
手続きの詳細は、要領のいい終活で解説しています。
片づけを始めるなら、どこから
- 書類。量が少なく、いちばん重要
- 通路。玄関・廊下・階段。安全の話としてなら合意しやすい
- 使っていない部屋。生活を邪魔しない
- 物置・押し入れ。粗大ごみが出るので、申し込みを先に
- 思い出の品。本人がいるうちに、由来を聞いておく
5番目は、空き家になってからでは絶対にできません。「これは誰の物か」「なぜ取ってあるのか」を聞けるのは、いまだけです。
親が乗り気でないとき
「まだ元気だ」と言われたら、そこで押さないほうが結果的に早く進みます。
片づけの話ではなく、安全の話に変えるのが現実的です。廊下の物をどける、階段に置かない、暖房器具のまわりを空ける。これなら「捨てる」の話になりません。
自分の荷物を実家に置いたままなら、先にそれを引き取ります。順番として、それが最初です。
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出典
ごみの分別・収集日・粗大ごみの申込方法は自治体ごとに異なります。処分の前に、必ずお住まいの自治体の案内をご確認ください。このサイトでは費用の相場を掲載していません。理由は免責事項に書いています。

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