引っ越しは、片づけがもっとも進む機会です。理由は1つ、期限が外から決まるからです。
普段の片づけが進まないのは、やめても誰も困らないためです。引っ越しには明け渡しの日があります。
逆算する順番
引っ越し日から逆算して、締め切りの遅いものから並べます。
| いちばん先にやる | 粗大ごみの申し込み。回収まで日数がかかる。混む時期はさらに延びる |
|---|---|
| 次 | 家電4品目の引き取り依頼。粗大ごみでは出せない |
| 次 | 売る物の出品・買取の申し込み |
| 次 | 使っていない部屋・押し入れ |
| 最後 | 毎日使う物(直前まで使うため) |
粗大ごみと家電を最初に押さえる。ここが間に合わないと、引っ越し当日に家に残ります。
「運ぶ物」を減らすと、全部が軽くなる
引っ越しでは、物の量がそのまま手間になります。梱包する、運ぶ、開ける、しまう。1つの物に4回さわることになります。
だから、判断はこう変えます。
捨てるかどうか、ではなく
新しい家に運ぶかどうか
この問いのほうが決めやすいのは、置き場所が具体的だからです。新居に置く場所を思い浮かべられない物は、運んでも同じ場所に置かれません。
家電4品目に注意
エアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機は家電リサイクル法の対象で、粗大ごみでは出せません。
- 買い替えるとき:新しい製品を買う店に引き取ってもらう
- 処分だけのとき:その製品を買った店に依頼する
- 買った店が分からない:自治体が案内する方法を確認する
費用は、メーカーの指定引取場所まで運ぶ収集運搬料金と、リサイクル料金の2種類です。収集運搬料金は小売店ごと、リサイクル料金はメーカーごとに異なります。金額は依頼先に確認してください。
回収業者に頼む前に
引っ越し直前は時間がなく、「まとめて持っていってくれる」業者に頼みたくなります。ここで確認が必要です。
家庭から出る廃棄物を回収するには、市区町村の一般廃棄物処理業の許可、または市区町村からの委託が必要です。環境省は、産業廃棄物処理業の許可や古物商の許可では家庭の廃棄物を回収できないと明記しています。
急いでいるときほど、確認を省きがちです。無許可業者に渡した物が不法投棄された事例が報告されています。
段ボールは、引っ越し後が本番
引っ越しが終わると、大量の段ボールが残ります。
- 資源ごみとして出す(回収日・たたみ方・ひもの指定を確認)
- 引っ越し業者が回収するか確認する
- 開けていない箱は、中身を見直す機会と考える
数か月開けていない箱があるなら、その中身は無くても暮らせています。捨てるかどうかは別として、その事実は判断の材料になります。
この手順で3週間かけた結果、片づけの結論が引っ越しになりました。物を減らしたら、広さのほうが合っていないと分かったためです。全体の数字は片づけ3週間の全記録にあります。
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出典
ごみの分別・収集日・粗大ごみの申込方法は自治体ごとに異なります。処分の前に、必ずお住まいの自治体の案内をご確認ください。このサイトでは費用の相場を掲載していません。理由は免責事項に書いています。
片づけたあとで、引っ越すと決めた
この記事は「引っ越す前に片づける」話ですが、自分の場合は順番が逆になりました。
3週間かけて片づけたら、寝室を使わなくてもリビングだけで生活できる状態になりました。部屋が1つ余ったということです。そこで引っ越すと決めました。
最初から引っ越す予定だったわけではありません。物を出していったら、必要な広さが変わったという順番です。
片づけてから決めると、何が変わるか
| 先に引っ越しを決める | 先に片づける | |
|---|---|---|
| 運ぶ物の量 | 決めた時点では分からない | 確定している |
| 必要な間取り | いまの部屋数を基準にする | 減ったあとで決められる |
| 見積り | 片づけながら変わる | そのまま使える |
| 期限 | 引っ越し日に追われる | 自分のペースで進む |
引っ越しを先に決めると、いまの部屋数を基準に次の家を選びます。減らしたあとなら、1部屋少ない家でも足ります。家賃の差はそのまま毎月の差になります。
ただし期限が無いと動かない
片づけを先にやる欠点は、終わりが来ないことです。引っ越し日という締切が無いので、いつまでも続けられます。
自分は3週間と先に決めました。期限を決めて、出口(売る・捨てる・動かす)を先に用意してから手を動かしています。
どう決めたかは引っ越すと決めた記録、3週間の中身は全記録に書いています。


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