この記事は、運営者が自宅を片づけたときの記録です。制度の解説ではなく、実際にやったことと、その結果だけを書きます。
結論から書くと、家具や家電はひとつも捨てていません。それでも家は変わりました。やったのは「売る」「動かす」「掃除する」の3つです。
作業の条件
| 場所 | 自宅(キッチン・浴室・リビング・寝室・パソコンまわり) |
|---|---|
| 期間 | 1週間 |
| 人数 | 1人 |
| 出た量 | 資源ごみ 45L×5袋 / 不燃ごみ 45L×2袋(本とDVDは買取に出したため、この中に含まれません) |
| 粗大ごみ | なし。家具・家電は処分していない |
1週間かかっていますが、まる1週間ずっと作業していたわけではありません。1人で進めると、判断も運搬も掃除も全部自分に来ます。1日で終わらせようとしないほうが、結果として早く終わります。
やったこと
- DVDと本を、宅配買取に出した
- 入居以来していなかったキッチンと浴室の掃除をした
- パソコンまわりの配線を整えた
- リビングに本、寝室にDVDと、置き場所を入れ替えた
- 溜まっていた空きダンボールを処理した
1. DVDと本は「捨てる」ではなく「売る」で出した
本とDVDは、量のわりに捨てにくい物です。読める、観られる、という状態で捨てることに抵抗があります。
選んだのは宅配買取でした。理由は単純で、店まで運ばなくてよいからです。本とDVDは重く、車がなければ持ち込みは現実的ではありません。
宅配買取を選ぶときに考えたこと
- 持ち込みは、重さと運搬の手間で断念した
- フリマアプリは、1点ずつ撮影・梱包・発送する手間がかかる
- まとめて箱に詰めて送れるほうが、作業として1回で終わる
金額よりも「1回で終わること」を優先しました。1点ずつ売れば高くなりますが、売れるまで家に置き続けることになります。片づけの目的は、家から物を出すことです。
迷ったのは、どの本を残すかだった
買取に出すかどうかで手が止まったのは本です。決め手にしたのは、次の基準でした。
| 手放す | 調べれば分かることが書いてある本。ネットで検索すれば同じ情報にたどり着ける |
|---|---|
| 残す | 特殊なジャンルの本。ネットに情報が少なく、探しても出てこない |
実際にやったのは、特殊なジャンルの本だけを残して、それ以外は全部処分するという線引きでした。1冊ずつ「読むか読まないか」を考えるのではなく、基準を1つ決めて、あとは機械的に分けています。
この基準にしたのは、調べる手段が変わったからです。手元に置いておかないと調べられない時代なら、本は持っている意味があります。いまは検索で足りることが多い。
逆に言えば、検索で出てこない本ほど、手元に置く価値があるということです。専門的なもの、絶版のもの、扱いが狭いジャンルのもの。これは売ってしまうと戻せません。
「読むか読まないか」で考えていたときは決まりませんでした。「これは検索で代わりが利くか」に変えたら、迷いが減りました。
基準を1つに絞ると、判断が速くなります。1冊ずつ悩むのをやめたことが、1週間で終わった理由のひとつだと思います。
失敗:買取価格の相場を、先に調べておけばよかった
今回いちばんの反省点です。送る前に、相場を調べていませんでした。
結果どうなったかというと、提示された金額が妥当なのかどうか、自分で判断できませんでした。高いのか安いのか比べる材料がないので、そのまま受けるしかありません。
調べていれば、少なくとも次の判断ができました。
- この価格なら納得して手放せる
- この本は買取より、別の方法のほうがよさそう
- そもそも値が付かない物は、最初から資源ごみに回す
とくに最後が大きいです。値が付かない本まで箱に詰めて送ると、箱と手間のぶんだけ損をします。先に見当がついていれば、送る箱の数を減らせました。
次からやること
- 手放す本のうち、高そうな数点だけを先に調べる(全部は調べない。時間がかかりすぎます)
- フリマアプリで、同じ本がいくらで「売れているか」を見る(出品価格ではなく、売れた価格)
- 複数の買取事業者の査定を比べられるか確認する
- 査定に納得できなかったときの扱いを、申し込む前に確認する(返送してもらえるか、その費用は誰が持つか)
当サイトでは買取価格の金額を載せていません。状態・時期・事業者で変わるため、書いた瞬間に古くなる数字だからです。ただ、自分で調べる方法だけは、送る前に知っておくべきでした。
2. 片づけと掃除は、別の作業だった
キッチンと浴室は、入居してから一度もまとまった掃除をしていませんでした。
物を減らしても、汚れは減りません。逆に、物をどけて初めて汚れが見えるようになります。片づけと掃除は続けて発生する作業ですが、必要な体力も道具も違います。
やってみて分かったのは、この2つを同じ日に詰め込むと終わらないということです。物をどける日と、洗う日は分けたほうが進みます。
3. 見落としていたのはパソコンの配線
片づけの記事はたいてい、服・本・書類・思い出品の話です。配線はどこにも出てきません。
ところが実際には、机の下は物が溜まる場所です。
- 何につながっているか分からないケーブル
- 使っていない機器の付属品
- 足に引っかかる電源タップ
- 掃除機をかけられない床
配線を整えると、机の下を掃除できるようになります。「掃除できない場所」を減らすことが、片づけの効果としては大きいと実感しました。
4. 捨てずに「置き場所を入れ替えた」
この片づけで、いちばん効果があったのがこれです。
| リビング | 本を集めた |
|---|---|
| 寝室 | DVDを集めた |
物の総量は変わっていません。変わったのは、使う場所と、置いてある場所が一致したことです。
片づけの本には「収納は使う場所の近くに」と書かれています。読んだときは当たり前に見えますが、実際にやると効き方が違いました。探す時間が減り、出しっぱなしも減ります。
捨てる判断は疲れますが、移す判断は疲れません。物を減らす前に、まず置き場所を見直すほうが先だったと思います。
5. 空きダンボールは、溜まる前に出す
通販の箱は、気づくと積み上がります。「何かに使うかも」と考えて残すためです。
実際に使う機会は、買取に出すときくらいでした。必要な数だけ残して、あとは資源として出すほうが場所を取りません。
ダンボールの出し方は自治体ごとに違います。回収日、たたみ方、ひもの種類まで指定があることもあります。溜めるほど、まとめて出すのが面倒になります。
出たごみは、7袋だった
1週間で出たのは、資源ごみが45リットルの袋で5袋、不燃ごみが45リットルの袋で2袋でした。合計7袋です。
数えてみて意外だったのは、資源ごみのほうが倍以上多かったことです。内訳を思い返すと、空きダンボール、通販の包装、飲料の容器、紙類が大半でした。
つまりこの片づけで出た物の多くは、「持ち物」ではなく「入ってきたまま出していなかった物」でした。買った物が多かったのではなく、出す作業が追いついていなかったということです。
不燃ごみの2袋は、壊れた日用品や使えなくなった小物です。判断に迷う物ではありません。
ここから分かるのは、ごみ袋の数は「捨てる決断をした量」とは一致しないということです。7袋出ていても、手放すかどうか悩んだ物はほとんどありませんでした。悩む物は、買取に出した本とDVDのほうです。
やってみて分かったこと
捨てなくても、家は変わる
「片づけ=捨てる」と考えていると、捨てられない物の前で止まります。今回やったのは、売る・移す・掃除するの3つだけでした。それでも生活は変わりました。
売るなら、手間で選ぶ。ただし相場は先に見る
高く売る方法と、早く家から出す方法は違います。家に置き続ける期間も、コストです。
それでも、送る前に数点だけ相場を見ておくべきでした。金額を上げるためではなく、値が付かない物を送らないためです。手間で選ぶことと、何も調べないことは違いました。
掃除できない場所を減らす
配線、家具の下、シンクの奥。ここが片づくと、次からの掃除が短くなります。見た目の変化は小さいのに、効果が長続きします。
置き場所の見直しは、いちばん安く済む
物を減らす前に、使う場所へ寄せる。判断の負担が小さく、失敗しても元に戻せます。片づけに疲れている人ほど、ここから始めるのがよさそうです。
「溜まっていた物」と「持ち物」は別
資源ごみ5袋のうち、大半はダンボールと包装でした。これは片づけというより出し忘れです。
片づけが必要だと感じたとき、まず資源ごみとして出せる物だけを集めて出すと、それだけで部屋の印象が変わることがあります。判断が要らないので、疲れません。
1人でやるなら、1週間見ておく
今回は1人で1週間かかりました。作業そのものより、判断と運搬が1人に集中するのが理由です。
- 買取に出す物を選び、箱に詰め、発送する
- 本とDVDを別の部屋へ運ぶ
- キッチンと浴室を洗う
- 机の下に潜って配線を抜き差しする
どれも他人に頼めない作業ではありませんが、1人だと同時にはできません。1日1か所と決めて、1週間で1周するくらいの計画がちょうどよさそうです。
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この記事について
- 運営者が実際に行った作業の記録です。特定の買取サービスや事業者の紹介ではありません。
- 金額・買取価格は掲載していません。品目や時期によって変わり、参考になる数字にならないためです。
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