こんまりメソッドの順番と考え方|なぜ思い出品が最後なのか

こんまりメソッドの特徴は、判断の基準よりも先に片づける順番にあります。ここを知らずに真似ると、たいてい途中で止まります。

場所ではなく、種類で片づける

ふつう、片づけは場所で考えます。今日はリビング、次は寝室、というように。

この方法だと、同じ種類の物が家じゅうに散らばったまま進みます。自分がどれだけ持っているか、最後まで分かりません。寝室で服を減らしたのに、押し入れからさらに出てくる、ということが起きます。

種類ごとに片づけると、量が一度に見えます。判断が早くなるのは、そのためです。

順番は、判断のしやすさで決まっている

1. 衣類 量が多いが、着ているかどうかで判断できる
2. 本 思い入れは強いが、読むかどうかで判断できる
3. 書類 必要か不要かがはっきりしている
4. 小物 種類が多い。ここまでで判断に慣れている必要がある
5. 思い出の品 いちばん難しい。だから最後

この並びは、易しいものから難しいものへという順序になっています。思い出の品から始めてはいけないのは、そこで手が止まり、片づけそのものが嫌になるからです。

「ときめき」が分からないとき

いちばん多いつまずきがここです。手に取っても、特に何も感じない。

「ときめき」は、強い感動のことではありません。これを残したいかという問いの言い換えです。分からないときは、質問を変えてみてください。

  • いま実際に使っているか
  • あると安心するか
  • もう一度買うか
  • 手入れを続けてでも持っていたいか
  • 人に見せられる状態か

非常用品や工具のように、見て嬉しくなる物ではないが役割がある物もあります。その場合は「暮らしを支えているか」で判断します。

実践するときのコツ

全部出すのは、範囲を区切ってから

「衣類を全部出す」は正しい手順ですが、忙しい家では戻せなくなります。引き出し一段からで構いません。戻せる量にすることのほうが大事です。

終了の30分前に手を止める

作業終了の30分前から、残す物を戻す時間にあてます。途中で終わった部屋は、次のやる気を奪います。

迷った物は保留箱に、期限つきで

迷う物を無理に決める必要はありません。ただし箱に入れた日・見直す日・迷っている理由を書きます。期限のない保留箱は、ただの新しい物置になります。

収納用品は最後に買う

先にケースを買うと、要らない物まできれいに保管することになります。残す量が決まってから、寸法を測って買います。

書類だけは、感覚で決めない

片づけの方法にかかわらず、書類は別扱いにしてください。

契約、税金、保険、不動産、年金に関わる書類は、ときめくかどうかで判断する物ではありません。保存の要否が分からないものは、発行元や公的な窓口に確認します。

実家で使うときの注意

この方法は、自分の物を自分で選ぶときにいちばん効きます。

実家の物の持ち主は親です。子どもが「ときめかない」と判断して処分することはできません。実家では、親自身に「いま使っている物」から選んでもらう形に置き換えます。

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出典

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