片づけの終盤に残りがちなのが、パソコンとスマートフォンです。捨て方が分からないのに加えて、中身が気になって手が止まります。
この2つは、ほかの家電とは別の仕組みで回収されます。多くの自治体では粗大ごみとして出せません。
パソコンはメーカーが回収する
家庭から出るパソコンは、資源有効利用促進法により、メーカーによる回収とリサイクルが義務づけられています。自治体のごみとして出すのではなく、メーカーに申し込みます。
PCリサイクルマークを探す
本体にPCリサイクルマークが貼られているかを見ます。パソコン3R推進協会は、費用の扱いをこう説明しています。
- マークが付いている場合|「既にリサイクル料金を支払済みなので、回収時に費用負担なし」
- マークが付いていない場合|「ユーザーがリサイクル料金を負担する」
古いパソコンほどマークが無いことがあります。捨てる前に、本体の側面や背面を見てください。
対象になる機器
デスクトップパソコンの本体、ノートパソコン、ブラウン管・液晶・プラズマのディスプレイが対象です。
キーボードやマウス、スピーカーなどの周辺機器は、「パソコンと一緒に排出される場合」に限られます。周辺機器だけを送ることはできません。
メーカーが無くなっている場合
実家から出てくるパソコンは、メーカーが撤退していることがあります。その場合も「指定引取場所での引き取りが行われる」とされています。処分できない、ということにはなりません。
もう一つの道:小型家電リサイクル法
「使用済小型電子機器等の再資源化の促進に関する法律」(小型家電リサイクル法)が平成25年4月1日に施行されています。この仕組みでもパソコンを出せます。
回収は市区町村が主体となって、認定事業者による回収を行い、家電量販店などが協力する体制で行われています。回収ボックスが設置されていることがあります。
データについては、この制度で「データ破壊が適切に実施されているか確認チェックがなされている」とされています。
ただし自治体によって、パソコンを回収しているかどうかが違います。持ち込む前に、お住まいの自治体のホームページや窓口で確認してください。
データは、自分で消す
回収側で対策が取られているとはいえ、パソコン3R推進協会は利用者の責任をはっきり書いています。
ご使用者ご自身の責任において、データを消去してください
遺品整理では、ここが難しくなります。本人がいないので、パスワードが分かりません。
そのときに取れる方法があります。
- 記憶装置(ハードディスクやSSD)だけを本体から取り外して、手元に残す
- データ消去を扱う事業者に依頼する
- 判断がつくまで、処分せずに保管しておく
急いで出す必要はありません。迷っているなら、その1台だけ残してください。片づけの締め切りと、データの判断は別の話です。
スマートフォン・携帯電話
携帯電話端末・PHS端末は小型家電リサイクル法の対象品目です。タブレットも含まれます。
通信会社の店舗が回収していることがあります。故人の端末を扱うときは、契約の解約と、端末の処分は別の手続きです。先に契約の状況を確認してください。
中に写真が残っていることがあります。取り出せるか確かめてから処分するかどうかを決めてください。一度出してしまうと戻りません。
片づけの順番としては
- 家じゅうから、パソコン・スマホ・タブレットを集める
- 本体にPCリサイクルマークがあるか見る
- 中身を確認する必要があるか、家族で決める
- 確認が要る物は、いったん保管する
- 残りをメーカーまたは自治体の窓口へ出す
3番目で止まってよいです。ほかの片づけを進めながら、この判断だけ後回しにできます。
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出典
ごみの分別・収集日・粗大ごみの申込方法は自治体ごとに異なります。処分の前に、必ずお住まいの自治体の案内をご確認ください。このサイトでは費用の相場を掲載していません。理由は免責事項に書いています。


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